非破壊検査装置で使用する4つの検査方法を解りやすく解説!
非破壊検査を行う検査方法には4つの方法があります。
◇ 放射能透過試験
検査を行う対象物に放射線を照射して、フイルムに現像をして内部の様子を確認する方法です。
放射能透過検査でわかるのは、空洞部分に放射能が透過して輪郭を現像するので、溶接の溶け込み不足やブローホール等を検査できます。
◇ 超音波深傷試験
内側に面形状の持つ材料の割れや内部傷に対して検出精度が高く、最近ではフェーズアレイ探傷法やTOFD法の開発によって、傷の寸法や形も推定できるようになりました。
◇ 電磁誘導深傷試験
電気を通して試験を行うため、電気を流すことができる材質のみに使用されます。方法は交流電流を流したコルクを近づけると、内部に渦のように流れる電流が発生します。
材料の表面に傷があると渦の形も変化があり、事前に良品の電流の位相を記録しておきそれと比較をして材料の良・不良を見極めますが、形状が複雑な材料には適していません。
◇ 磁器探傷試験
磁製金属の磁器の変化から材料の表面の傷や割れなどの検査します。表面の傷を探す方法としては感度が良く、肉眼での確認ができるため、最も用いられている方法です。
ただし、ステンレス鋼のような非磁器製品には不向きです。
お問合せはこちらまで https://www.3t-kitakyu.info/contact/